棋戦 (将棋)

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棋戦(きせん)とは、将棋の大会のことである。通常はプロ(棋士女流棋士)のものをいい、女流棋士のものは特に「女流棋戦」という。アマチュアの大会については、単に「将棋大会」などと言うことが多いが、規模の大きいものは「アマチュア棋戦」と呼ばれる。以下では、プロの棋戦について述べる。

2020年現在、以下のような棋戦がある。

  • 公式戦
    • タイトル戦(棋士:全8タイトル、女流棋士:全7タイトル)
    • 一般棋戦
      • 全棋士参加棋戦(全3大会)
      • 上位棋士選抜棋戦(全1大会)
      • 若手棋士・低段棋士・下位棋士選抜棋戦
  • 非公式戦(棋士:全1大会、女流棋士:全4大会)

公式戦は、対局結果と棋譜が日本将棋連盟の公式記録に残る棋戦、非公式戦は残らない棋戦である[注 1]。タイトル戦は、優勝者にタイトル(称号)が与えられる棋戦、一般棋戦は、タイトル戦以外の公式戦のことである。一般棋戦には、全棋士に参加資格があるもの、上位棋士にのみ参加資格があるもの、若手棋士等にのみ参加資格があるものの区別がある。なお、一つの棋戦のなかに公式対局と非公式対局が混在する場合もある[注 2]。なお、過去には一年に2回開催する棋戦なども存在したが、現在の棋戦は原則として一年に一回である。

概要[編集]

棋士・女流棋士は、棋戦に参加して対局をすることで対局料・賞金を得て活動している。過去の棋戦も含めて、棋戦の大半は新聞・雑誌・テレビ・インターネット放送といったマスメディアが主催者である。新聞や雑誌の場合には主催紙に棋譜が掲載され、テレビやインターネット放送の場合には主催局で対局の模様が中継される。これらの主催者から、対局者に賞金等が支払われる。

棋戦のうち、称号(タイトル)を争うものがタイトル戦である。通常は、称号の名前がそのまま棋戦の名前になる(例:「竜王」の称号を争う棋戦が「竜王戦」)。優勝者は、称号を獲得し、翌年のタイトル戦が終わるまでの間、段位に代わってこれを肩書として名乗ることができる(例:〇〇△△竜王」、「竜王 〇〇△△」、あるいは単に「〇〇竜王」など)。さらに、特定の条件を満たした場合には、恒久的に名乗れる特別な称号を獲得できる場合もある(永世称号)。棋士個人の地位序列を左右すると共に対局料及び賞金も高額であるため、棋戦の中ではタイトル戦が最も重んじられている。

タイトル戦は、いわゆる挑戦手合制で開催される。挑戦手合制では、まず現在のタイトル在位者(前回の優勝者)を除く棋士でトーナメント等を開催して挑戦者を決定する。そして、選ばれた挑戦者と現在のタイトル在位者との間で番勝負[注 3](1対1で複数局を連続して戦うこと。シリーズとも言う[1])を行い、勝ち越した方がタイトルを獲得する。現在のタイトル在位者が再びタイトルを獲得することを防衛、挑戦者がタイトルを獲得することを奪取と言う。

タイトル戦以外の公式記録に残る棋戦が一般棋戦である。一般棋戦の中には、全棋士が参加するものだけでなく、参加資格が段位・年齢などで制限されているものもあり、昇段規定などで区別がなされている。また、かつては、名人以外の棋士だけが参加する棋戦などもあった。一般棋戦の開催方式は様々である。近年は勝ち残り式トーナメントが多いが、過去には、連勝数を競う勝ち抜き戦や挑戦手合制で開催されるものもあった。勝ち残りトーナメント方式の一般棋戦は、優勝棋戦などと呼ばれることもある。また、挑戦手合制の一般棋戦(早指し王位戦、王座戦(旧)、朝日選手権など)は、準タイトル戦などと呼ばれることもある。過去の一般棋戦は、勝ち残り式トーナメントの場合でも決勝のみ番勝負となっているものが多く、新人王戦は現在も決勝三番勝負で行われる。なお、一般棋戦でも特殊な称号(NHK杯選手権者など)が獲得できることもあるが、これらは段位の代わりではなく、その棋戦の中でのみ使われるものであるため、タイトルとは区別される。

沿革[編集]

実力制名人[編集]

江戸時代から名人は家元制の終身名人として続いていたが、1935年(昭和10年)、十三世名人の関根金次郎が1937年をもって名人位を退位することを宣言し、実力名人制に改められた。第1期名人戦は「名人決定大棋戦」と呼ばれた八段リーグ戦で2年にわたって行われ、1937年(昭和12年)に木村義雄が初代名人となった。これが将棋のタイトル戦の始まりである。

1946年(昭和21年)からは、名人戦の予選として「順位戦」のシステムが始まった。

棋士のタイトル戦創設の歴史[編集]

(※以下の年度は、予選開始年ではなく番勝負が実施された年度。日本将棋連盟公式サイトでの表記も同様である)

  • 1948年(昭和23年)創設の「全日本選手権戦」(読売新聞社主催)が1950年度(昭和25年度)から「九段戦」と「名人九段戦」に分けられ、九段戦が史上2つめのタイトル戦となった。ただし、この時点では九段戦は「名人に次ぐ実力者を決める棋戦」という位置付けであり、名人以外の棋士によって争われた。九段戦終了後に行われる名人九段戦によって全日本選手権者が決せられた。
  • 1950年度創設の「王将戦」(毎日新聞社主催)が翌年の1951年度(昭和26年度)にタイトル戦となり、以降、タイトル戦の数が3つという時代が約10年続く。
  • 1960年度(昭和35年度)、早指し王位戦産経新聞社主催)に名人A級勝抜戦ブロック紙3社連合主催)が合流して「王位戦」(産経新聞社・ブロック紙3社連合主催)が始まり、タイトル戦は4つとなる。
  • 1962年度(昭和37年度)、九段戦(全日本選手権戦)が「十段戦」に改称される。同年度に、史上初の1年度2期(前期・後期)のタイトル戦として棋聖戦産経新聞社主催)が開始された(なお、棋聖戦開始に伴い、産経新聞社は王位戦の主催者から離脱)。以降、タイトル戦の数が5つ、年間のタイトル戦の回数が6回という時代が十余年続く。
  • 1974年度(昭和49年度)、「棋王戦」(共同通信社主催)が創設され、翌1975年度(昭和50年度)にタイトル戦となり、タイトル戦は6つとなる。
  • 1983年度(昭和58年度)、「王座戦」(日本経済新聞社主催、1953年度(昭和28年度)に創設)がタイトル戦に昇格し、タイトル戦の数は7つとなり、年8回のタイトル戦が開催された。
  • 1988年度(昭和63年度)、十段戦が発展解消して、賞金額トップの「竜王戦」(読売新聞社主催)が誕生。棋戦としての序列で名人戦を上回る初のタイトル戦となった。竜王のタイトルと名人のタイトルは同格である。
  • 1995年度(平成7年度)、棋聖戦が他のタイトル戦と同じく1年度1期となり、7つのタイトル戦は全て年1回となる。
  • 2017年度(平成29年度)、「叡王戦」(ドワンゴ主催、2015年度(平成27年度)に創設)がタイトル戦に昇格し、タイトル戦の数は8つとなった。年8回のタイトル戦開催は23年ぶり。叡王戦の序列は3位で[2]、新聞社・通信社以外がタイトル主催者になるのは史上初。

タイトル戦の序列[編集]

8つのタイトル戦には序列が存在し、2020年現在、竜王戦が1位、名人戦が2位、以下、叡王戦[2]→王位戦→王座戦→棋王戦→王将戦→棋聖戦の順である[3][注 4]。タイトル戦の序列は契約金の額による[2]。このため契約金が変更されれば序列も変更される。日本将棋連盟公式ホームページの棋戦一覧の項では、タイトル戦が序列順に並べられているが、長らく序列3位であった棋聖戦[4]は、2009年8月に序列6位に下がり[5]、2010年10月には7位に下がっている[6]

棋士の序列[編集]

上記の棋戦の序列を受けて、棋士の序列は以下のように決められる[7]

1.竜王と名人。

・タイトル数が多い者が1位、少ない者が2位。
・ともに1冠の場合[注 5]、棋士番号が小さい者が1位[注 6]、大きい者が2位。

2.その他のタイトル保持者。

・タイトル数が多い順に上位。
・タイトル数が同じ場合、より上位のタイトルを持っている者が上位。

3.永世称号資格保持者。

・より早く資格を得た者が上位。

4.段位。

・段位が同じ場合、より早くその段位になった者が上位。

名目上の序列は以上のようになるが、実際の運用においてはタイトルを持たない場合で段位が同じ場合は、棋士番号が小さい者が上座に座るのが暗黙の了解とされており[7]、タイトルホルダーであっても実績に勝る先輩棋士や引退を控えた大棋士に対して敬意を評して上座を譲る光景がまれに見られる[8]

竜王と名人[編集]

上記のようにタイトルの中でも、竜王名人は別格に扱われる。この両タイトルを同時に保持した場合「竜王・名人」という特別な呼称で呼ばれる。2019年度終了時点で、「竜王・名人」となった棋士は4人(羽生善治(2回)、谷川浩司森内俊之(2回)、豊島将之)だけである[9]。「竜王・名人」による竜王または名人の防衛は、2回(羽生[注 7]、谷川[注 8])だけである。

竜王と名人が他タイトルとは別格に扱われる点は以下の通り。

  • 他タイトルを同時に保有していても、原則として「竜王・名人」「竜王」「名人」と呼称される。
  • 昇段事由として、他タイトルより優位である。竜王位は獲得1期で八段、獲得2期で九段に昇段。名人位は獲得1期で九段に昇段する。一方、その他のタイトル獲得については、獲得1期で七段に、獲得2期で八段に[10][注 9]、獲得3期で九段に昇段する[11][注 10]
  • 日本将棋連盟がアマチュアに発行する段位免状に、連盟会長と共に署名する[12]。署名順は、連盟会長→名人→竜王に固定されており、棋士序列と連動しない[注 11]
  • かつては竜王と名人はタイトルを失った後も、次年度のタイトル戦が終了するまでは[14]、「前竜王」「前名人」という称号を名乗ることができた[15][注 12]。「前竜王」「前名人」の棋士序列は、タイトル保持者の次であった。「前名人」は1994年度に米長邦雄が、「前竜王」は1995年度に佐藤康光が名乗ったのが最後であり[17]、1998年度に名人と竜王を立て続けに失冠して無冠になった谷川浩司がそのまま「九段」を名乗ってからは、「前名人」「前竜王」を名乗る棋士は出ず、2018年12月に竜王を失って27年ぶりに無冠となった羽生善治は、日本将棋連盟から「前竜王」を名乗るか否か意向を問われたが、羽生は「前竜王」を辞退して段位である「九段」を名乗ることを選択した[18]。これを受けて2020年2月に「前竜王」「前名人」の称号は廃止された[19]

女流タイトル戦創設の歴史[編集]

2020年現在、女流タイトル戦の数は7つである。なお、男性棋戦と異なり、女流棋戦に序列はない[21]

棋士の棋戦[編集]

日本将棋連盟の「棋士」(将棋棋士)の棋戦である。

女流棋士奨励会員、アマチュア選手の出場枠が設けられているものもある。女流棋士と奨励会の重籍者は、参加枠の適用が棋戦によって異なる[22][注 14]

タイトル戦[編集]

棋士のタイトル戦は、下表のとおり、2020年現在8つある。この他に終了したタイトル戦として、九段戦[注 15]十段戦[注 16]がある。

棋戦名 主催・協賛 開始年度 女流
奨励
会枠
アマ
称号 永世称号 番勝負 日数 持ち時間 優勝賞金
竜王戦 読売新聞社
野村ホールディングス(特別協賛)
東急グループ(協賛)
1988年 4名 1名 5名 竜王 永世竜王 七番 2日制 8時間 4,400万円
[23]
名人戦
順位戦
朝日新聞社
毎日新聞社
大和証券グループ(協賛)
1935年
[注 17]
なし なし なし 名人 永世名人 七番 2日制 9時間 非公表
叡王戦 ドワンゴ
キリンビバレッジ(協賛)
2017年
[注 18]
1名
[注 19]
なし 1名
[注 20]
叡王 (未公表) 七番 1日制
[注 21]
1時間[注 22]
3時間[注 22]
5時間[注 22]
6時間(第7局)
非公表
王位戦 新聞三社連合
神戸新聞社
徳島新聞社
1960年 2名 なし なし 王位 永世王位 七番 2日制 8時間 非公表
[注 23]
王座戦 日本経済新聞社 1983年
[注 24]
4名 なし なし 王座 名誉王座 五番 1日制 5時間 非公表
[注 25]
棋王戦 共同通信社 1975年
[注 26]
1名 なし 1名 棋王 永世棋王 五番 1日制 4時間 非公表
王将戦 スポーツニッポン新聞社
毎日新聞社
囲碁・将棋チャンネル(協賛)
1951年
[注 27]
なし なし なし 王将 永世王将 七番 2日制 8時間 非公表
ヒューリック杯
棋聖戦
産業経済新聞社
ヒューリック(特別協賛)
1962年 2名 なし なし 棋聖 永世棋聖 五番 1日制 4時間 非公表
[注 28]

上記の表の持ち時間は番勝負での持ち時間について示している。予選や本戦などでの持ち時間については「持ち時間」の項目を参照。 叡王戦と王座戦はチェスクロック使用で秒単位の消費を算入。その他はストップウォッチ使用で秒単位の消費は切り捨て。

タイトル戦の年間スケジュール[編集]

    :予選トーナメント(予選T)・予選リーグ(予選L)
    :本戦トーナメント(本戦T)・本戦リーグ(本戦L)・順位戦
    :挑戦者決定戦(挑)     :タイトル戦番勝負
棋戦 前年度 当年度 (次年度)
5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6
名人戦 順位戦 番勝負
棋聖戦 予選T 本戦T 番勝負
王位戦 予選T 本戦L 番勝負
王座戦 予選T 本戦T 番勝負
竜王戦 ランキング戦 本戦T 番勝負
王将戦 予選T 本戦L 番勝負
棋王戦 予選T 本戦T 番勝負
叡王戦 予選T 本戦T 番勝負

一般棋戦[編集]

全棋士参加棋戦・上位棋士選抜棋戦[編集]

棋戦名 主催・協賛 開始
年度
棋士枠 女流
奨励
会枠
アマ
称号
[注 29]
持ち時間 秒読み 考慮時間 優勝賞金
朝日杯将棋オープン戦 朝日新聞社 2007年 全棋士 3名 なし 10名 なし 40分 1分 なし 750万円
[24]
銀河戦 囲碁・将棋チャンネル 1991年 全棋士 2名 なし 4名 銀河 本戦15分
予選25分
30秒 本戦10回
予選なし
非公表
[注 30]
NHK杯テレビ将棋トーナメント 日本放送協会 1951年 全棋士 1名
[注 31]
なし NHK杯
選手権者
本戦10分
予選20分
30秒 本戦10回
予選なし
非公表
[注 32]
将棋日本シリーズ
JTプロ公式戦
日本将棋連盟
地方新聞11社[注 33]
日本たばこ産業(協賛)
1980年 前回優勝者
タイトル保持者
獲得賞金ランキング上位者
の12名
なし なし なし JT杯覇者 10分 30秒 5回 500万円
[25]

若手棋士等選抜棋戦[編集]

棋戦名 主催・協賛 開始
年度
棋士枠 女流
奨励
会枠
アマ
称号
[注 34]
持ち
時間
考慮
時間
優勝賞金
新人王戦 しんぶん赤旗 1970年 タイトル戦未出場の六段以下
かつ26歳以下の棋士
4名 あり 1名 新人王 3時間 なし 非公表
[注 35]
YAMADAチャレンジ杯 日本将棋連盟
上州将棋祭り委員会
ヤマダ電機(特別協賛)
上毛新聞(協賛)
群馬テレビ(協賛)
UCカード(協賛)
2016年 タイトル戦未出場の五段以下
かつプロ入り15年以下の棋士
なし なし 1名
[26]
なし 20分 なし 非公表
加古川青流戦 加古川市
加古川市ウェルネス協会
2011年 四段 2名 あり 3名
[注 36]
青流 1時間 なし 非公表

非公式戦[編集]

棋戦名 主催・協賛 開始年度 女流枠 奨励会枠 アマ枠 持ち時間 考慮時間 優勝賞金
AbemaTVトーナメント AbemaTV 2018年 1名[注 37] なし なし 5分+1手毎に5秒
(フィッシャールール)
なし 1,000万円[注 38][27]

休止中の棋戦[編集]

棋戦名 主催・協賛 開始年度 女流枠 奨励会枠 アマ枠 持ち時間 考慮時間 優勝賞金
富士通杯達人戦(非公式戦)[注 39] 週刊朝日
富士通
1993年 なし なし なし 3時間
[注 40]
なし
[注 41]
非公表

終了した棋戦[編集]

太字は現在の日本将棋連盟が公認しているタイトル戦。

  • 竜王戦の前身棋戦(主催:読売新聞)
  • 王座戦の前身棋戦(主催:日経新聞)
  • 叡王戦の前身棋戦(主催:ドワンゴ)

女流棋戦[編集]

女流タイトル戦[編集]

女流タイトル戦は、日本将棋連盟が運営し、所属(日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会、フリー)にかかわらず、全ての現役女流棋士(休場者を除く)に出場義務が課される[注 72]リコー杯女流王座戦のみはエントリー制を採用しているため、出場を辞退できる[注 73]

マイナビ女子オープンとリコー杯女流王座戦はオープン棋戦であり、女性奨励会員(女流棋士と奨励会の重籍者を除く。以下同じ。)、予選を通過した女性アマチュア選手も出場できる[28]女流王将戦は、出場資格が「女流棋戦タイトルホルダーと女流棋士と選抜された女流アマチュアで行います。[注 74]」と規定されているため、女流タイトル在位者は無条件に出場できる。女性奨励会員が出場できる女流タイトル戦は、マイナビ女子オープン・女流王座戦、および女流王将戦(女流タイトル在位者である場合)の最大3つである。

選抜された女性アマチュア選手の出場枠が設けられている棋戦もある。

2019年に清麗戦が創設され、女流タイトル戦は7つとなった。番勝負は全て1日制。「将棋の女流タイトル在位者一覧」も参照。

棋戦 主催・協賛 開始年度 女流棋士・
女性奨励会員
以外の女性参加枠
称号 番勝負 持ち時間 優勝賞金
ヒューリック杯
清麗戦
ヒューリック
日本将棋連盟
2019年 清麗 五番 4時間
[f 1]
700万円
マイナビ
女子オープン
マイナビ
日本将棋連盟
2007年 アマチュア(予選で選抜)
[注 75]
女王 五番 3時間
[f 1]
500万円
リコー杯
女流王座戦
リコー
日本経済新聞社(特別協力)
2011年 アマチュア(予選で選抜)
[注 76]
女流王座 五番 3時間 500万円
岡田美術館杯
女流名人戦
報知新聞社
ユニバーサルエンターテインメント(特別協賛)
1974年 女流名人 五番 3時間 非公表
女流王位戦 新聞三社連合
日本将棋連盟
日本女子プロ将棋協会
1989年 女流王位 五番 4時間 非公表
霧島酒造杯
女流王将戦
囲碁将棋チャンネル
霧島酒造(協賛)
ビィーティーヴィーケーブルテレビ(協力)
1978年 アマチュア(選抜5名) 女流王将 三番 3時間
[f 2]
非公表
大山名人杯
倉敷藤花戦
倉敷市
倉敷市文化振興財団(アルス倉敷)
山陽新聞
1993年 アマチュア(選抜2名) 倉敷藤花 三番 2時間
[f 1]
非公表
  1. ^ a b c 対局時計使用で切れたら1手1分未満。
  2. ^ 対局時計使用。2008年までは五番勝負・3時間、2009年から2017年までは三番勝負・25分・切れ40秒であった。

女流タイトル戦の年間スケジュール[編集]

    :予選トーナメント(予選T)・予選リーグ(予選L)
    :本戦トーナメント(本戦T)・本戦リーグ(本戦L)・順位戦
    :挑戦者決定戦(挑)     :タイトル戦番勝負
棋戦 前年度 当年度
7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3
女子オープン 予選T 本戦T 番勝負
女流王位戦 予選T 本戦L 番勝負
清麗戦 予選L 番勝負
女流王将戦 予選T 本戦T
倉敷藤花戦 本戦T
女流王座戦 予選T 本戦T 番勝負
女流名人戦 予選T 本戦L 番勝負

女流一般棋戦[編集]

若手棋士等選抜棋戦[編集]

棋戦名 主催・協賛 開始
年度
棋士枠 アマ
称号 持ち
時間
考慮
時間
優勝賞金
YAMADA女流チャレンジ杯 日本将棋連盟
上州将棋祭り委員会
上毛新聞(協賛)
群馬テレビ(協賛)
UCカード(協賛)
ヤマダ電機(特別協賛)
2015年 タイトル戦未出場の女流二段以下

かつプロ入り15年以下の女流棋士

1名 なし 20分 なし 非公表

非公式戦[編集]

日本将棋連盟の主催する非公式戦[編集]

- 女流棋士、女性アマチュアなどから選抜された者が出場。棋士(男性)が角落ちの上手番として参加する場合がある。

日本女子プロ将棋協会(LPSA)の主催する非公式戦[編集]

日本女子プロ将棋協会(LPSA)所属の女流棋士とツアー女子プロが参加し、女性アマチュア選手なども出場する。

終了した女流棋戦[編集]

- 選抜された16名が出場する棋戦で、LPSA所属の女流棋士も招待選手として出場した。

永世称号[編集]

永世称号は、同一タイトルを一定の期数(3期の九段以外は最低5期保持を要する事が多い)獲得した者に与えられる称号であり、叡王戦を除く7タイトル戦と、竜王戦へと発展解消されて終了棋戦となった2つのタイトル戦(九段戦・十段戦)に制定されている。また、一般棋戦ではNHK杯戦で永世称号に準じた「名誉NHK杯選手権者」の称号が制定されている[注 77]。各棋戦には永世称号獲得のために必要な、連続または通算タイトル獲得期数あるいは優勝回数が規定されている。現在は、永世棋王だけが連続獲得のみの規定である[注 78][注 79]

永世称号の名称はタイトル名に「永世」または「名誉」を冠したものである。「名誉」を冠するのはタイトル戦では王座戦日本経済新聞社主催。囲碁の王座戦も主催しているため、囲碁と同じ称号となった)のみである。また、永世名人の場合は資格を得た順に番号が付き「○○世名人」と呼称される(名人 (将棋)#永世名人を参照)。

永世称号を名乗り始めることを「永世(または名誉)○○に就位する」あるいは「永世(または名誉)○○を名乗る」と言う。ただし、永世名人の場合は「○○世名人を襲位する」と言う。

なお、タイトルの実績とは無関係に贈られた名誉称号(例:名誉名人、名誉九段)も存在する。塚田正夫は十段を獲得したことはないが、十段戦の前身棋戦である九段戦で永世九段を獲得し、逝去後に名誉十段が贈られている。

棋士のタイトル永世称号は引退後に名乗るのが原則とされているが、実際には、塚田正夫は永世称号に基づいて「九段」を称しており[注 80]、また、大山康晴(永世王将、のちに十五世名人も)、中原誠(永世十段、のちに名誉王座・十六世名人・永世棋聖・永世王位も)、米長邦雄(永世棋聖)と、いずれも現役のまま永世称号を名乗っており、木村義雄が引退と同時に十四世名人を襲位した1952年以降、引退してから初めて永世称号を名乗った例は一つもない。ただし、谷川浩司・森内俊之・羽生善治の三人の永世名人有資格者は、大山康晴・中原誠の前例をなぞらず、無冠となっても永世称号を名乗らず九段を名乗っている。なお名誉王座については、囲碁の名誉称号と同じく現役でも満60歳に達すると名乗ることができる[29]。また、名誉NHK杯選手権者については達成直後に称号が贈られている[30]

永世称号一覧[編集]

  • 襲位(就位)年が現役時代の場合は太字で表記
  • 九段戦(永世九段)・十段戦(永世十段)は終了棋戦
  • 叡王戦は永世称号・条件ともに未発表
永世称号
永世称号 制定年 条件 該当者 規定達成年 襲位(就位)年 備考
永世竜王 1996年 連続5期または
通算7期
渡辺明 2008年 (現役棋士)
羽生善治 2017年 (現役棋士) 史上初の永世七冠を達成。
永世名人 1949年 通算5期 木村義雄 (1945年) 1952年 1949年に規定が制定されて資格獲得。十四世名人
大山康晴 1956年 1976年 十五世名人
中原誠 1976年 2007年 十六世名人
谷川浩司 1997年 (現役棋士) 十七世名人資格者
森内俊之 2007年 (現役棋士) 十八世名人資格者
羽生善治 2008年 (現役棋士) 十九世名人資格者
永世九段
[注 81]
1954年 連続3期 塚田正夫 1954年[注 82] 逝去後の1978年に名誉十段が追贈される。
(大山康晴) (1960年) 規定は達成しているが一般的に永世称号に含まれない[注 83]
永世十段 1980年 通算10期[注 84] 大山康晴 (1965年) 1992年[注 85] 1988年に規定が変更されて資格獲得[注 86]
中原誠 1982年 1994年
永世王位 1997年 連続5期または
通算10期
大山康晴 (1964年) 1997年 1997年に規定が制定されて資格獲得。
中原誠 (1977年) 2008年 1997年に規定が制定されて資格獲得。
羽生善治 1997年 (現役棋士)
名誉王座 1996年 連続5期または
通算10期[注 87]
中原誠 (1973年) 2007年 1996年に規定が制定されて資格獲得。
羽生善治 1996年 (現役棋士)
永世棋王 1995年 連続5期 羽生善治 1995年 (現役棋士)
渡辺明 2017年 (現役棋士)
永世王将 1973年 通算10期 大山康晴 (1965年) 1973年 1973年に規定が制定されて資格獲得。
羽生善治 2006年 (現役棋士)
永世棋聖 1965年 通算5期 大山康晴 1965年 1992年[注 85]
中原誠 1971年 2008年
米長邦雄 1985年 1998年
羽生善治 1995年 (現役棋士)
佐藤康光 2006年 (現役棋士)
名誉NHK杯
選手権者
[注 77]
2012年 通算10回優勝 羽生善治 2012年

クイーン称号[編集]

女流棋戦において永世称号に相当するのは「クイーン称号」である[注 88]

タイトル名「女流○○」について、クイーン称号「クイーン○○」となるのが基本であるが、タイトル名が「女流○○」でない「清麗」・「女王」・「倉敷藤花」については、それぞれ「クイーン清麗」・「永世女王」・「クイーン倉敷藤花」となる。

クイーン称号については、棋士の永世称号とは異なり「原則として引退後に就位」という規定はない[注 89]。タイトル獲得・防衛によってクイーン称号の条件を満たすと、その期の就位式において、タイトルの就位状に加えて「クイーン称号の就位状」が同時に授与される[36][37] [注 90]

クイーン称号
クイーン称号 条件 該当者 称号獲得年 備考
クイーン清麗[39] 通算5期[39] なし
永世女王 連続5期または
通算7期[40]
なし
クイーン王座 通算5期[40] なし
クイーン名人 通算5期 中井広恵 1992年
清水市代 1996年
里見香奈 2013年
クイーン王位 通算5期 清水市代 1998年
里見香奈 2019年 史上二人目のクイーン四冠を達成。
クイーン王将 通算5期 清水市代 2000年 史上初のクイーン四冠を達成。
里見香奈 2016年
クイーン倉敷藤花 通算5期 清水市代 1998年
里見香奈 2012年
  • 上記のほか、林葉直子が1991年にクイーン王将となったが、1995年に連盟を退会したため称号を名乗る資格を失っている。

記録[編集]

タイトル獲得記録[編集]

カッコ内は登場回数。タイトル数の黄色は永世称号資格。太字は在位中のタイトル。†は終了棋戦。灰色は現役期間とタイトル戦の終了・創設時期の関係で獲得機会のなかったもの。

順位 棋士名 初挑戦年度 合計 竜王 十段 九段 名人 叡王 王位 王座 棋王 王将 棋聖
 
1 はふ よしはる/羽生善治 1989 99(136) 7(15) - - 9(17) - 18(23) 24(26) 13(17) 12(18) 16(20)
2 おおやま やすはる/大山康晴 1948 80(112) - 8(14)
[注 91]
6(8)
[注 91]
18(25) - 12(15) - -(2) 20(26) 16(22)
3 なかはら まこと/中原誠 1967 64(91) - 11(15) - 15(18) - 8(11) 6(8)
[注 92]
1(3) 7(13) 16(23)
4 たにかわ こうし/谷川浩司 1983 27(57) 4(6) - - 5(11) - 6(11) 1(6) 3(7) 4(7) 4(9)
5 わたなへ あきら/渡辺明 2003 26(35) 11(13)
[注 93]
- - 1(1) - - 1(3) 8(9) 4(5) 1(4)
6 よねなか くにお/米長邦雄 1970 19(48) -(1) 2(6) - 1(8) - 1(6) - 5(7) 3(8) 7(12)
7 さとう やすみつ/佐藤康光 1990 13(37) 1(5) - - 2(3) - -(5) -(3) 2(6) 2(8) 6(7)
8 もりうち としゆき/森内俊之 1996 12(25) 2(5) - - 8(12) - - -(1) 1(3) 1(2) -(2)
9 かとう ひふみ/加藤一二三 1960 8(24) - 3(7) - 1(4) - 1(3) - 2(3) 1(5) -(2)
9 きむら よしお/木村義雄 1938 8(11) - - -[注 94] 8(10) - - - - -(1) -
11 ますた こうそう/升田幸三 1951 7(23) - -(3) 2(3) 2(10) - - - - 3(5) -(2)
11 みなみ よしかす/南芳一 1986 7(16) - - - - - - - 2(5) 3(5) 2(6)
11 くほ としあき/久保利明 2000 7(14) - - - - - - -(2) 3(5) 4(7) -
14 こうた まさたか/郷田真隆 1992 6(18) - - - -(2) - 1(4) - 1(3) 2(3) 2(6)
14 つかた まさお/塚田正夫 1947 6(10) - - 4(5) 2(3) - -(1) - - - -(1)
16 ふたかみ たつや/二上達也 1959 5(26) - -(3) -(2) -(3) - -(1) - - 1(5) 4(12)
16 とよしま まさゆき/豊島将之 2010 5(12) 1(1) - - 1(2) 1(1) 1(2) -(1) - -(2) 1(3)
16 たかはし みちお/高橋道雄 1983 5(10) - 1(1) - -(1) - 3(5) - 1(3) - -
19 ないとう くにお/内藤國雄 1968 4(13) - - - - - 2(5) -(1) -(1) -(1) 2(5)
19 きりやま きよすみ/桐山清澄 1976 4(10) - -(1) - -(1) - - -(1) 1(2) - 3(5)
21 まるやま たたひさ/丸山忠久 1999 3(10) -(3)
[注 93]
- - 2(3) - - -(1) 1(2) - -(1)
21 ふかうら こういち/深浦康市 1996 3(8) - - - - - 3(5) - - -(1) -(2)
21 ふしい たけし/藤井猛 1998 3(7) 3(4) - - - - -(1) -(2) - - -
21 やしき のふゆき/屋敷伸之 1990 3(7) - - - - - -(1) - - - 3(6)
21 さとう あまひこ/佐藤天彦 2015 3(6) - - - 3(4) - - -(1) -(1) - -
26 もり けいし/森雞二 1978 2(8) - - - -(1) - 1(2) -(1) - -(1) 1(3)
26 ひろせ あきひと/広瀬章人 2010 2(7) 1(2) - - - - 1(3) - -(1) -(1) -
26 やまた みちよし/山田道美 1965 2(6) - - - -(1) - - - - -(1) 2(4)
26 なかせ たくや/永瀬拓矢 2016 2(5) - - - - 1(2) - 1(1) -(1) - -(1)
26 なかむら おさむ/中村修 1984 2(5) - - - - - - - - 2(3) -(2)
26 ふくさき ふんこ/福崎文吾 1986 2(4) - 1(2) - - - - 1(2) - - -
26 ふしい そうた/藤井聡太 2020 2(2) - - - - - 1(1) - - - 1(1)
33 ありよし みちお/有吉道夫 1966 1(9) - - - -(1) - -(2) - - -(3) 1(3)
33 きむら かすき/木村一基 2005 1(8) -(1) - - - - 1(5) -(1) - - -(1)
33 しま あきら/島朗 1988 1(6) 1(2) - - - - - -(2) - -(1) -(1)
33 もりやす ひてみつ/森安秀光 1981 1(6) - - - -(1) - - -(1) -(2) - 1(2)
33 みうら ひろゆき/三浦弘行 1995 1(5) -(0)
[注 93]
- - -(1) - - - -(1) - 1(3)
33 おおうち のふゆき/大内延介 1967 1(4) - - - -(1) - -(1) - 1(2) - -
33 なかむら たいち/中村太地 2012 1(4) - - - - - - 1(3) - - -(1)
33 いとたに てつろう/糸谷哲郎 2014 1(3) 1(2) - - - - - -(1) - - -
33 さいとう しんたろう/斎藤慎太郎 2017 1(3) - - - - - - 1(2) - - -(1)
33 たかみ たいち/高見泰地 2017 1(2) - - - - 1(2) - - - - -
33 すかい たつや/菅井竜也 2017 1(2) - - - - - 1(2) - - - -
33 つかた やすあき/塚田泰明 1987 1(2) - - - - - - 1(2) - - -
33 たなか とらひこ/田中寅彦 1988 1(2) - - - - - - - - - 1(2)
順位 棋士名 初挑戦年度 合計 竜王 十段 九段 名人 叡王 王位 王座 棋王 王将 棋聖
- もりした たく/森下卓 1990 -(6) -(1) - - -(1) - - - -(2) -(1) -(1)
- はなむら もとし/花村元司 1953 -(4) - - -(2) -(1) - -(1) - - - -
- まるた ゆうそう/丸田祐三 1950 -(4) - - - -(1) - -(1) - - -(2) -
- まつた しけゆき/松田茂役 1953 -(3) - - -(2) - - - - - -(1) -
- すすき たいすけ/鈴木大介 1999 -(2) -(1) - - - - - - - - -(1)
- なめかた ひさし/行方尚史 2013 -(2) - - - -(1) - -(1) - - - -
- たかしま かすきよ/高島一岐代 1955 -(2) - - - -(1) - - - - -(1) -
- かつうら おさむ/勝浦修 1976 -(2) - - - - - -(1) - - - -(1)
- にしむら かすよし/西村一義 1969 -(2) - - - - - -(1) - - - -(1)
- さなた けいいち/真田圭一 1997 -(1) -(1) - - - - - - - - -
- あへ たかし/阿部隆 2002 -(1) -(1) - - - - - - - - -
- いたや しろう/板谷四郎 1950 -(1) - - -(1) - - - - - - -
- みなみくち しけかす/南口繁一 1951 -(1) - - -(1) - - - - - - -
- とい いちたろう/土居市太郎 1940 -(1) - - - -(1) - - - - - -
- かんた たつのすけ/神田辰之助 1942 -(1) - - - -(1) - - - - - -
- なた れんしょう/灘蓮照 1970 -(1) - - - -(1) - - - - - -
- いなは あきら/稲葉陽 2017 -(1) - - - -(1) - - - - - -
- かない こうた/金井恒太 2017 -(1) - - - - -(1) - - - - -
- さとう たいころう/佐藤大五郎 1965 -(1) - - - - - -(1) - - - -
- なかた ひろき/中田宏樹 1991 -(1) - - - - - -(1) - - - -
- あおの てるいち/青野照市 1989 -(1) - - - - - - -(1) - - -
- やまさき たかゆき/山崎隆之 2009 -(1) - - - - - - -(1) - - -
- たかしま ひろみつ/高島弘光 1975 -(1) - - - - - - - -(1) - -
- ちた しようた/千田翔太 2017 -(1) - - - - - - - -(1) - -
- ほんた けい/本田奎 2019 -(1) - - - - - - - -(1) - -
- かとう ひろし/加藤博二 1964 -(1) - - - - - - - - -(1) -
- むらやま さとし/村山聖 1992 -(1) - - - - - - - - -(1) -
- せきね しける/関根茂 1964 -(1) - - - - - - - - - -(1)
- ほんま そうえつ/本間爽悦 1964 -(1) - - - - - - - - - -(1)
- あわし ひとしけ/淡路仁茂 1979 -(1) - - - - - - - - - -(1)
順位 棋士名 初挑戦年度 合計 竜王 十段 九段 名人 叡王 王位 王座 棋王 王将 棋聖

(2020年9月21日叡王戦終了現在)

女流タイトル[編集]

カッコ内は登場回数。タイトル数の黄色はクイーン称号保持を示す。太字は在位中のタイトル。 女性奨励会員(女流棋士と奨励会の重籍者を除く)については、参加資格のない棋戦の欄を空欄にしている。引退女流棋士と元女流棋士については、現役引退後に創設された棋戦の欄を灰色にしている[注 95]

順位 女流棋士名 初挑戦年度 合計 清麗 女王 女流王座 女流名人 女流王位 女流王将 倉敷藤花
 
1 清水市代 1987 43(71) - - -(2) 10(20) 14(20) 9(15) 10(14)
2 里見香奈 2008 41(49) 2(2) 1(3) 4(5) 11(11) 6(8) 7(9) 10(11)
3 中井広恵 1983 19(43) - - - 9(18) 3(8) 4(12) 3(5)
4 林葉直子 1982 15(23) - - - 4(7) -(2) 10(12) 1(2)
5 加藤桃子 2011 8(15) - 4(6) 4(7) - -(1) -(1) -
6 甲斐智美 2008 7(13) -(1) 1(3) - - 4(6) - 2(3)
6 蛸島彰子 1974 7(11) - - - 4(7) - 3(4) -
8 矢内理絵子 1995 6(18) - 2(3) - 3(4) 1(4) -(2) -(5)
9 西山朋佳 2014 5(6) [注 96] 3(3) 1(2) [注 96] [注 96] 1(1) [注 96]
10 斎田晴子 1991 4(12) - - - 1(4) - 2(5) 1(3)
10 山下カズ子 1977 4(6) - - - 4(5) - -(1) -
12 石橋幸緒 1996 3(12) - - - - 2(6) 1(5) -(1)
13 千葉涼子 1998 2(9) - - - -(3) -(2) 2(3) -(1)
13 上田初美 2009 2(9) -(1) 2(5) - -(2) - -(1) -
13 香川愛生 2015 2(4) - - - - - 2(4) -
16 渡部愛 2018 1(2) - - - - 1(2) - -
順位 女流棋士名 初挑戦年度 合計 清麗 女王 女流王座 女流名人 女流王位 女流王将 倉敷藤花
- 伊藤沙恵 2015 -(7) - - -(1) -(2) -(1) -(1) -(2)
- 室谷由紀 2016 -(4) - -(1) - -(1) - - -(2)
- 関根紀代子 1978 -(4) - - - -(3) - -(1) -
- 岩根忍 2009 -(3) - -(1) - - -(1) - -(1)
- 中村真梨花 2009 -(3) - - - -(1) - -(1) -(1)
- 森安多恵子 1976 -(2) - - - -(1) - -(1) -
- 長沢千和子 1984 -(2) - - - -(1) - -(1) -
- 山田久美 1990 -(2) - - - - - -(1) -(1)
- 長谷川優貴 2012 -(1) - -(1) - - - - -
- 本田小百合 2012 -(1) - - -(1) - - - -
- 寺下紀子 1974 -(1) - - - -(1) - - -
- 多田佳子 1975 -(1) - - - -(1) - - -
- 植村真理 1991 -(1) - - - - -(1) - -
- 谷川治恵 1981 -(1) - - - - - -(1) -
- 竹部さゆり 1996 -(1) - - - - - - -(1)
順位 女流棋士名 初挑戦年度 合計 清麗 女王 女流王座 女流名人 女流王位 女流王将 倉敷藤花

(2020年8月18日清麗戦終了現在)

タイトル連覇記録[編集]

タイトル連覇記録(8連覇以上)
順位 記録者 タイトル 連覇数 獲得年度 備考
1 羽生善治 王座 19 1992 - 2010  
2 大山康晴 名人 13 1959 - 1971  
3 大山康晴 王位 12 1960 - 1971  
3 羽生善治 棋王 12 1990 - 2001  
5 大山康晴 九段・十段 10 1958 - 1967  
5 羽生善治 棋聖 10 2008 - 2017  
7 大山康晴 王将 9 1963 - 1971  
7 中原誠 名人 9 1972 - 1981 1977年は実施せず
7 羽生善治 王位 9 1993 - 2001  
7 渡辺明 竜王 9 2004 - 2012  
女流タイトル連覇記録(4連覇以上)
順位 記録者 タイトル 連覇数 獲得年度 備考
1 里見香奈 女流名人 11 2009 - 2019 継続中
2 林葉直子 女流王将 10 1981 - 1990[注 97]  
3 清水市代 女流王位 9 1998 - 2006  
4 清水市代 倉敷藤花 7 1994 - 2000  
5 清水市代 女流名人 5 1995 - 1999  
5 里見香奈 倉敷藤花 5 2008 - 2012  
5 里見香奈 倉敷藤花 5 2015 - 2019 継続中
8 山下カズ子 女流名人 4 1978 - 1981  
8 清水市代 女流王位 4 1993 - 1996  
8 加藤桃子 女王 4 2014 - 2017  
8 里見香奈 女流王将 4 2015 - 2018  

タイトル同時在位[編集]

複数のタイトルに同時に在位した棋士(最高獲得時)
タイトル数 棋士名 タイトル 開始 終了 在位期間 備考
7 羽生善治 竜王・名人・棋聖・王位・
王座・棋王・王将
1995王将 1996棋聖 167日 全冠独占[注 98]
5 大山康晴 名人・十段・棋聖・王位・王将 1962棋聖(後) 1962王将 46日 全冠独占[注 99]
1963王将 1966棋聖(前) 879日
1966棋聖(後) 1967棋聖(前) 195日
1970棋聖(前) 1970十段 147日
中原誠 名人・十段・棋聖・王位・王将 1977棋聖(後) 1978王将 367日  [注 100]
4 米長邦雄 十段・棋聖・棋王・王将 1984十段 1984王将 56日  [注 101]
谷川浩司 竜王・棋聖・王位・王将 1991王将 1992王位 194日  [注 102]
3 升田幸三 名人・王将・九段 1957名人 1957王将 261日 全冠独占[注 103]
森内俊之 竜王・名人・王将 2004名人 2004竜王 200日  [注 104]
渡辺明 竜王・棋王・王将 2012棋王 2013竜王 250日  
棋王・王将・棋聖 2019棋聖 2020棋聖 374日  
名人・棋王・王将 2020名人 継続中 40日  
豊島将之 名人・王位・棋聖 2019名人 2019棋聖 53日  
2 加藤一二三 棋王・王将 1978王将 1978棋王 54日  
名人・十段 1982名人 1982十段 142日  
高橋道雄 王位・棋王 1986棋王 1987王位 158日  
十段・棋王 1987十段 1987棋王 131日  
南芳一 棋聖・王将 1987王将 1988棋聖(前) 126日  
1991棋聖(前) 1991棋聖(後) 163日  
棋王・王将 1988棋王 1989王将 367日  
1990王将 1990棋王 5日  
佐藤康光 棋聖・王将 2002棋聖 2002王将 196日  
棋聖・棋王 2006棋王 2008棋聖 478日
久保利明 棋王・王将 2009王将 2011王将 722日  
永瀬拓矢 叡王・王座 2019王座 2020叡王 356日  
藤井聡太 王位・棋聖 2020王位 継続中 35日
複数のタイトルに同時に在位した女流棋士等(最高獲得時)
タイトル数 棋士名 タイトル 開始 終了 在位期間 備考
6 里見香奈 清麗・女流王座・女流名人・女流王位・女流王将・倉敷藤花 2019清麗 2019女流王将 57日
4 清水市代 女流名人・女流王将・女流王位・倉敷藤花 1996女流王将 1997女流王将 360日 全冠独占
1998女流王位 1999女流王将 250日
3 中井広恵 女流名人・女流王将・倉敷藤花 2002女流王将 2003女流名人 598日  
西山朋佳 女王・女流王座・女流王将 2019女流王座 継続中 295日 [注 105]
2 蛸島彰子 女流名人・女流王将 1982女流名人 1982女流王将 63日 全冠独占
林葉直子 女流名人・女流王将 1983女流名人 1985女流名人 1067日 全冠独占
1991女流名人 1992女流名人 400日  
矢内理絵子 女王・女流名人 2008女王 2008女流名人 295日
甲斐智美 女王・女流王位 2010女流王位 2011女王 327日
女流王位・倉敷藤花 2013倉敷藤花 2015女流王位 549日
加藤桃子 女王・女流王座 2014女流王座 2016女流王座 727日

その他のおもな記録[編集]

2020年7月16日現在。年は年度で記載[注 106]。すでに上述した記録は記さない。

通算記録
  • 通算優勝回数:羽生善治 152回(タイトル戦99・一般棋戦45・非公式戦8)
  • 通算公式戦優勝回数:羽生善治 144回(タイトル戦99・一般棋戦45)
  • 通算非タイトル戦優勝回数:羽生善治 53回(一般棋戦45・非公式戦8)
  • 通算一般棋戦優勝回数:羽生善治 45回
  • 通算非公式戦優勝回数:羽生善治 8回
個人の連続記録
  • 一冠以上連続在位:羽生善治 27年9か月(1990棋王獲得[1991年3月18日] - 2018竜王失冠[2018年12月21日])
  • 初タイトル獲得から一冠以上連続在位:渡辺明 15年と271日 (2004竜王獲得[2004年12月28日]-継続中)
  • 全タイトル戦に渡る連続獲得:大山康晴 19期(1963名人戦 - 1966名人戦)
  • タイトル戦連続登場:大山康晴 50期(1956王将戦 - 1967十段戦)
  • タイトル戦連続挑戦:佐藤康光 5期(2006王位戦 - 2006棋王戦)
  • 同一タイトル戦連続登場:羽生善治 26期(1992 - 2017王座戦)
  • 同一タイトル戦連続ストレート獲得:羽生善治 6期(2005 - 2010王座戦)
  • 同一タイトル戦連続挑戦:3期 升田幸三(1962 - 1964十段戦)・二上達也(1965 - 1967十段戦)・大山康晴(1971 - 1973十段戦)・羽生善治(2012 - 2014名人戦)
個人以外の連続記録
  • タイトル戦で奪取無し(防衛)の連続発生:17期(1974棋聖戦(後) - 1977十段戦)(第1期棋王戦を含まず)
  • タイトル戦で奪取(在位者交代)の連続発生:11期(1987王位戦 - 1988棋聖戦(後))(第1期竜王戦を含まず)
  • 同一タイトル戦で奪取(在位者交代)の連続発生:7期(1996 - 2002棋聖戦)
最年少記録
  • タイトル最年少挑戦:藤井聡太(17歳10か月・棋聖戦)
  • タイトル最年少奪取:藤井聡太(17歳11か月・棋聖戦)
  • タイトル最年少防衛:屋敷伸之(19歳0か月・棋聖戦)
  • タイトル最年少失冠:屋敷伸之(19歳6か月・棋聖戦)
    • 名人最年少挑戦:加藤一二三(20歳3か月)
    • 名人最年少奪取:谷川浩司(21歳2か月)
    • 名人最年少防衛:谷川浩司(22歳1か月)
    • 名人最年少失冠:谷川浩司(23歳1か月)
    • 竜王最年少挑戦:羽生善治(19歳1か月)
    • 竜王最年少奪取:羽生善治(19歳3か月)
    • 竜王最年少防衛:渡辺明(21歳7か月)
    • 竜王最年少失冠:羽生善治(20歳2か月)
  • 一般棋戦優勝:藤井聡太(15歳6か月・朝日杯将棋オープン戦)
最年長記録
  • タイトル最年長挑戦:大山康晴(66歳11か月・棋王戦)
  • タイトル最年長奪取:大山康晴(56歳11か月・王将戦)
  • 初タイトル最年長獲得:木村一基(46歳3か月・王位戦)
  • タイトル最年長防衛:大山康晴(59歳0か月・王将戦)
  • タイトル最年長失冠:大山康晴(59歳11か月・王将戦)
    • 名人最年長挑戦:大山康晴(63歳2か月)
    • 名人最年長奪取:米長邦雄(49歳11か月)※「50歳名人」
    • 名人最年長防衛:大山康晴(48歳3か月)
    • 名人最年長失冠:米長邦雄(50歳11か月)
  • 非タイトル戦優勝:大山康晴(60歳11か月・NHK杯)
同一カード
  • タイトル戦通算 22期(谷川浩司-羽生善治、羽生善治-佐藤康光)
  • タイトル戦連続 6期(升田幸三-大山康晴 1956王将戦 - 1958九段戦)
  • 同一タイトル戦通算 9期(升田幸三-大山康晴 名人戦、羽生善治-森内俊之 名人戦)
  • 同一タイトル戦連続 6期(大山康晴-中原誠 1970 - 1975十段戦)
タイトルの分散(全てのタイトルがそれぞれ別の棋士によって保持)
1987年10月21日-11月25日のタイトル保持者
名人 十段 棋聖 王位 王座 棋王 王将
中原誠

福崎文吾

(高橋道雄)
桐山清澄 谷川浩司 (中原誠)

塚田泰明


高橋道雄 中村修
2018年7月17日-9月27日のタイトル保持者
竜王 名人 叡王 王位 王座 棋王 王将 棋聖
羽生善治 佐藤天彦 高見泰地

菅井竜也

(豊島将之)
中村太地 渡辺明 久保利明 (羽生善治)

豊島将之


女流棋戦[編集]

通算記録
  • 通算優勝回数・通算公式戦優勝回数:清水市代 54回(タイトル戦43・一般棋戦11)
  • 通算非タイトル戦優勝回数・通算一般棋戦優勝回数:清水市代 11回
個人の連続記録
  • 一冠以上連続在位:清水市代 18年7か月(1991女流王将獲得[1992年3月24日] - 2010女流王将失冠[2010年10月28日])
  • タイトル戦連続登場:清水市代 22期(1995女流王位戦 - 2000倉敷藤花戦)
  • タイトル戦連続挑戦:中井広恵 4期(2001女流王位戦 - 2002女流王将戦)
  • 同一タイトル戦連続登場:清水市代 19期(1993 - 2011女流王位戦)
  • 同一タイトル戦連続挑戦:中井広恵 3期(1995 - 1997女流名人戦)
個人以外の連続記録
  • タイトル戦で奪取無し(防衛)の連続発生:6期(1978女流王将戦 - 1980女流名人位戦・2002女流王位戦 - 2003倉敷藤花戦)
  • タイトル戦で奪取(在位者交代)の連続発生:5期(2013マイナビオープン - 2013女流王座戦)
  • 同一タイトル戦で奪取(在位者交代)の連続発生:7期(1994 - 2000女流王将戦)
最年少記録
  • タイトル最年少挑戦:中井広恵(13歳・女流王将戦)
  • タイトル最年少奪取:林葉直子(14歳・女流王将戦)
  • タイトル最年少防衛:林葉直子(15歳・女流王将戦)
  • タイトル最年少失冠:林葉直子(18歳・女流名人戦)
最年長記録
  • タイトル最年長挑戦:清水市代(49歳8か月・女流王座戦)
  • タイトル最年長奪取:清水市代(40歳1か月・女流名人戦)
  • タイトル最年長防衛:清水市代(40歳9か月・女流王将戦)
  • タイトル最年長失冠:清水市代(41歳9か月・女流王将戦)
同一カード
  • タイトル戦通算 20期(中井広恵-清水市代)
  • タイトル戦連続 2期(多数)
  • 同一タイトル戦通算 10期(中井広恵-清水市代 女流名人戦)
  • 同一タイトル戦連続 4期(中井広恵-清水市代 1994 - 1997女流名人戦、清水市代-石橋幸緒 2006 - 2009女流王位戦)

主な取り決めなど[編集]

先後の決定[編集]

先後(先手後手)は振り駒によって決定される。ただし、順位戦王位戦王将戦女流名人戦女流王位戦リーグでは、対局順決定時に先後も決定するため振り駒は行われない。ただし、挑戦者決定プレーオフや残留決定戦などの同率戦では振り駒が行われる。

最強戦女流最強戦などのネット棋戦では、コンピュータがランダムに先後を決定する。

タイトル戦などの番勝負では1局目にのみ振り駒を行い、2局目以降は毎局先後を入れ替えるが、最終局については再度振り駒を行い先後を決定する。棋王戦の挑戦者決定戦(変則二番勝負)は厳密な意味での番勝負ではないため、2局目も振り駒を行う。

叡王戦のタイトル戦では変則持ち時間制のため、第一局当日ではなく、事前に振り駒を行う。

千日手持将棋になると先後を入れ替えて即日指し直しとなる。タイトル戦での千日手・持将棋は後日指し直しとなることもある。

番勝負において、千日手・持将棋となり即日指し直しで勝負がついた場合の次局の先後については、千日手・持将棋となった緒局から先後を入れ替える。つまり、指し直し局を手番上1局と見ず、千日手・持将棋による先後の入れ替えは後続局に持ち越されない(一局完結方式)。

服装[編集]

正式な規定ではないが、タイトル戦の番勝負では両対局者は和服を着用するのが慣例である。あくまで慣例ではあるので、タイトル戦で対局者が洋服を着用した例も加藤一二三森雞二島朗谷川浩司羽生善治佐藤康光村山聖藤井聡太など少なからずある。

竜王戦・名人戦では、記録係も和服を着ることになっている[注 107]

女流タイトル戦では、マイナビ女子オープン五番勝負においては和服(着物と)を着用する[41]。他の女流タイトル戦の番勝負では洋服を着用するのが普通である。ただし、対局者の意思で和服を着用するのは自由である(例:第30期女流王位戦五番勝負第2局における渡部愛[42][43])。制服のある学校に在学中であれば、制服を着用する(例:第5期マイナビ女子オープン五番勝負における長谷川優貴[44])。

タイトル戦が終了した後の就位式(タイトルによって名称が異なる)には、主役たるタイトルホルダーは、棋士は紋付羽織袴、女流棋士は和服(対局時と異なり、袴は着用しない)で臨むことが多い。

公開対局[編集]

プロの棋戦において、多くは、対局者のほか記録係・立会人等の関係者のみが対局室に入室し対局が行われるが、観覧席を設けて対局者の様子を一般のファンに公開する公開対局の形式によることもある。対局開始時やその直後等のごく短時間の公開、インターネット・TV中継での公開だけのものは公開対局にあてはまらない。タイトル戦で実施される場合は、午前は対局室(非公開)で午後から終局までが舞台上で公開対局となるケースが多い(例:第31期棋王戦第1局[45])。

棋士の側においても基本的に公開対局は奨励されるものとしての見解が多いが[46]、タイトル戦のような長時間の対局においては疑問を呈する棋士もいる。

例年公開対局が実施されている棋戦[編集]

その他タイトル戦の番勝負についても竜王戦棋王戦王将戦棋聖戦王位戦で実施されたことがある

アマチュアの棋戦[編集]

下記6大会(個人戦)は主要アマ6棋戦と呼ばれる。そのいずれかにおける優勝は奨励会三段リーグ編入試験の受験資格となる。

  • 全日本アマチュア名人戦
  • アマチュア竜王戦
  • 全国アマチュア王将位大会
  • 朝日アマ名人戦
  • しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会(赤旗名人戦)
  • 支部名人戦個人戦

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 非公式戦であっても、棋戦の主催者が対局結果や棋譜(もしくは対局の映像)を保管あるいは公開している場合があるので、非公式戦だからといって必ずしも記録が失われるというわけではない。
  2. ^ 叡王戦マイナビ女子オープン女流王座戦の3棋戦は最下位予選のみが非公式戦である。NHK杯テレビ将棋トーナメント女流予選が非公式戦である。
  3. ^ これ以外にも番勝負が行われることはある。たとえば竜王戦では挑戦者決定戦も三番勝負で開催される。
  4. ^ 日本将棋連盟の機関誌『将棋世界』では各棋戦の最新状況をまとめているが、たとえば2017年9月号では(1)「第30期竜王戦ランキング戦(相崎修司)」が168-174頁、(2)「第76期順位戦(浅見修平)」が175-181頁、(3)他の棋戦・女流棋戦を一括して「公式棋戦の動き(大川慎太郎)」が183-193頁という順であり、この順は毎号で固定されている。かつ「公式棋戦の動き」の中に「タイトル保持者/棋戦優勝者」の一覧表が毎月掲載されており、竜王→名人→(叡王はこの時点ではタイトル保持者が存在しない)→王位→王座→棋王→王将→棋聖の順である。
  5. ^ タイトル数が2冠以上で同数の場合に他タイトルの序列と棋士番号のどちらが適用されるのかは公式には発表されていない。前例は2020年現在、2003年度に羽生善治名人・王座と森内俊之竜王・王将だった一例のみであり、どちらの基準であっても羽生が上位となる。
  6. ^ 棋士番号が持ち出されるのは棋戦としての序列は竜王戦が1位なのに対し、タイトルとしての序列はともに1位タイであるためである。
  7. ^ 1994年度竜王戦で「竜王・名人」、以降1996年度竜王戦で失冠するまで在位
  8. ^ 1997年度名人戦で「竜王・名人」、以降1998年度名人戦で失冠するまで在位
  9. ^ 「タイトル2期獲得」の中に竜王位が1期含まれていても、同じ結果となる。
  10. ^ 「タイトル3期獲得」には、竜王位を1期とその他のタイトルを2期獲得した場合も該当する。
  11. ^ 2018年3月、日本将棋連盟は伊藤かりん乃木坂46)に初段免状を授与したが、署名順は、佐藤康光会長→佐藤天彦名人→羽生善治竜王であった[13]。この時点で、羽生の冠数が2(竜王、棋聖)、佐藤天の冠数が1(名人)であるため、棋士序列は羽生が1位、佐藤天が2位であった。
  12. ^ ただし、以前は「前名人」を名乗る期間が1年間に限られておらず、木村義雄が最初に「前名人」を名乗った際は、翌々年の名人復位まで「前名人」の称号のままであった。二人目の「前名人」である塚田正夫も1949年に木村に名人位を奪われた後、大山康晴の木村からの名人奪取・塚田自身の九段位取得の1952年まで「前名人」の称号のままであった。また1959年に名人位を奪われた升田幸三は「前名人」の称号を辞退して「九段」と名乗った[16]
  13. ^ 創設時は「将棋女流プロ名人位戦」という名称であった(1974年11月27日付 報知新聞[20])。
  14. ^ 女流棋士と奨励会の重籍者が参加できる棋戦は、奨励会枠がある竜王戦・新人王戦・加古川青流戦に限られる。非女流棋士の女性奨励会員が女流タイトルを保持している場合はこの限りではなく、将棋連盟の推薦を受けまたは女流予選を通過することで、叡王戦、王座戦、棋王戦、朝日杯、銀河戦、NHK杯に参加できる。
  15. ^ 1949年から開始、1961年まで実施、発展的解消して翌年からは十段戦として実施。
  16. ^ 1962年から開始、1987年まで実施、発展的解消して翌年からは竜王戦として実施。
  17. ^ 第1期名人戦のリーグ戦は1935年から1937年までの2年間をかけて行われた。
  18. ^ 一般棋戦(優勝棋戦)として創設されたのは2015年度。
  19. ^ 女流代表決定戦(非公式戦)の出場者は4名。
  20. ^ アマチュア代表決定戦(非公式戦)の出場者は4名。
  21. ^ 持ち時間1時間の対局は1日2局で設定される。
  22. ^ a b c 第1・2局は、第1局の先手が1時間・3時間・5時間の中からいずれかを選択。第3・4局は、第1局の後手が先手が選ばなかったものの中からどちらかを選択。残ったものが第5・6局の持ち時間となる。第7局は6時間。
  23. ^ 日本棋院HPによれば、同じく新聞三社連合が主催する囲碁の棋戦である天元戦の賞金は2015年現在1300万円。
  24. ^ 一般棋戦(優勝棋戦)として創設されたのは1953年度
  25. ^ 日本棋院HPによれば、同じく日経新聞が主催する囲碁の棋戦である囲碁王座戦の賞金は2015年現在1400万円。
  26. ^ 一般棋戦(優勝棋戦)として創設されたのは1974年。翌年にタイトル戦に格上げされた。
  27. ^ 一般棋戦として創設されたのは1950年。翌年にタイトル戦に格上げされた。
  28. ^ 日本棋院HPによれば、同じ産経新聞が主催する囲碁の棋戦である囲碁十段戦の賞金は2015年現在700万円。
  29. ^ タイトル戦と異なり、通常は主催者以外の媒体で用いられることはない。
  30. ^ 日本棋院HPによれば、同じ囲碁・将棋チャンネル主催の囲碁の棋戦である竜星戦の賞金は2015年現在600万円
  31. ^ 出場資格者は女性のみ。
  32. ^ 日本棋院HPによれば、同じNHK主催の囲碁の棋戦であるNHK杯テレビ囲碁トーナメントの賞金は2015年現在500万円
  33. ^ 12名のトーナメントによる全11局の棋戦であり、各局をそれぞれ別の地方都市で開催する。開催地の地方新聞社(北海道新聞河北新報新潟日報北國新聞富山新聞静岡新聞中日新聞山陽新聞中国新聞四国新聞西日本新聞熊本日日新聞)がそれぞれ主催者となる。
  34. ^ タイトル戦と異なり、通常は主催者以外の媒体で用いられることはない。
  35. ^ 日本棋院HPによれば、同じ「しんぶん赤旗」主催の囲碁の棋戦である囲碁新人王戦の賞金は2015年現在200万円
  36. ^ 第6期は、第5期優勝した稲葉聡を含めた4名のアマチュアが出場。
  37. ^ 第1回・第3回はなし。
  38. ^ 第1回・第2回はなし。
  39. ^ 2015年の開催は見送り。2016年以降は未定。 達人戦のお知らせ”. 日本将棋連盟. 2015年6月23日閲覧。
  40. ^ 決勝戦のみ15分。
  41. ^ 決勝戦のみ10回。
  42. ^ 終世名人は棋戦ではないが、現在の名人戦は従来の終世名人制を引き継いで短期実力名人制に移行する形で開始された。
  43. ^ 1937年から1949年までは毎日新聞主催。1950年から1976年までは朝日新聞主催。1977年は開催されず。1978年から2007年までは毎日新聞主催。2008年からは毎日新聞と朝日新聞の共同主催。
  44. ^ 順位戦によって名人戦挑戦者を決定する。
  45. ^ 名人戦が朝日新聞主催となったのに伴い、毎日新聞が新設。
  46. ^ タイトル戦へ昇格。なお、名人戦が毎日新聞主催となったのに伴い、1978年からはスポーツニッポンが主催に加わる。
  47. ^ 名人戦が毎日新聞主催となった後に、朝日新聞が新設。
  48. ^ 準タイトル戦に位置付けられ、タイトル戦同様の挑戦手合制で開催された。
  49. ^ 翌年から名人戦が毎日新聞と朝日新聞の共同主催となることに決まったため、準タイトル戦の朝日選手権戦を一般棋戦に縮小したもの。
  50. ^ 九段戦は名人以外の棋士で争い、九段位獲得者と名人との間で名人九段五番勝負を行うことで全日本選手権者を決定した。
  51. ^ 産経新聞主催。なお、産経杯戦は原則として名人不出場。
  52. ^ 産経新聞主催。準タイトル戦であり、タイトル戦同様の挑戦手合制で開催された。
  53. ^ 1960年から1961年までは産経新聞と新聞三社連合の共同主催。1962年から、産経新聞が棋聖戦を新設して離脱し、新聞三社連合主催。その後、1973年には神戸新聞が、1984年には徳島新聞が主催に加わる。
  54. ^ 新聞三社連合主催。
  55. ^ 新聞三社連合主催。B級棋士を対象とした棋戦。
  56. ^ 東京新聞主催。東京新聞が新聞三社連合の中日新聞傘下となったことに伴い、王位戦へ統合。
  57. ^ 産経新聞が王位戦の主催を離脱して新設したもの。
  58. ^ 1970年からタイトル戦同様の挑戦手合制で開催されていたが、正式にタイトル戦へ昇格。
  59. ^ 九、八、七段戦は名人を除く七段以上の棋士、日本一杯戦と最強者決定戦は名人を除く順位戦B級以上の棋士が出場した。
  60. ^ 名人も出場できる棋戦となった。併せて古豪新鋭戦を名棋戦として再編し、棋王戦の予選にした。
  61. ^ 正式にタイトル戦へ昇格した。
  62. ^ 六、五、四段戦は六段以下の棋士、古豪新鋭戦は順位戦C級の棋士が出場した。
  63. ^ 大阪新聞主催。
  64. ^ 地方紙の新聞十社連合による主催。なお、日本将棋連盟杯は名人の参加しない棋戦。
  65. ^ 名人も参加する棋戦に改めたもの。
  66. ^ 棋士がコンピューター将棋と対戦する非公式戦。
  67. ^ 叡王戦によって電王戦出場者を決定した。
  68. ^ 早指し新鋭戦は、早指し選手権戦の予選を兼ねて若手棋士が対局するもの。
  69. ^ 若手棋士向けの棋戦。
  70. ^ 奨励会員の大会。
  71. ^ 六段以下の棋士、奨励会員、女流棋士、アマチュアによる非公式戦。
  72. ^ 女流王将戦は「女流棋戦タイトルホルダーと女流棋士と選抜された女流アマチュアで行います。」(連盟公式サイト - 女流王将戦 - 棋戦概要(2019年11月7日閲覧)から引用)と規定されており、女流タイトル保持者は無条件に出場できる。
  73. ^ 第5期女流王座戦2015年度)で、矢内理絵子竹俣紅が出場を辞退した例がある。
  74. ^ 「日本将棋連盟公式サイト - 棋戦一覧 - 霧島酒造杯女流王将戦 - 棋戦概要」(2019年11月7日閲覧)から引用
  75. ^ 有段格のアマチュアに限る。
  76. ^ 女流王座戦のアマチュア予選は、一次予選への出場資格を持つ「日本将棋連盟が推薦する現役女流棋士と日本将棋連盟に所属する女性奨励会員」(「日本将棋連盟公式サイト - 棋戦一覧 - 女流王座戦 - 棋戦概要」(2019年11月6日閲覧)から引用)以外の全ての女性が参加できる。引退女流棋士、女流棋士の資格を放棄した元女流棋士が、アマチュアの扱いで参加できる女流タイトル戦は女流王座戦のみ。
  77. ^ a b タイトル戦の永世称号は、襲位(就位)後に公式戦や棋士の活動における肩書として呼称され、一部の棋戦で参加資格や上位シード対象の「永世称号者」として扱われるが、名誉NHK杯選手権者の称号は、肩書としての呼称はNHK杯戦やNHKの将棋番組に限定される。また、NHK杯戦以外の棋戦では参加資格やシード条件として扱われていない。
  78. ^ 米長邦雄によれば、米長が通算5期目、連続4期目の棋王位を獲得しようとする防衛戦の最中に、「通算5期でも永世棋王は認められない」という判断を日本将棋連盟が下したことなどによる。詳細は「棋王戦」を参照。
  79. ^ 過去には、九段戦で連続獲得のみの永世称号が存在した。
  80. ^ 塚田正夫が段位としての九段を名乗ったのは、タイトルとしての九段を失冠した後の1956年であり、段位としての九段の昇段規定が新設されたのは、その2年後の1958年である。
  81. ^ 当時の段位は原則として八段までであり、特別な段位である九段とタイトルとしての永世九段はほぼ同一視されていた。
  82. ^ 塚田は1956年に九段のタイトルを失冠後に九段を名乗った。ただし、これは一般的にタイトルとしての永世称号ではなく段位としての九段とされる。
  83. ^ 「タイトルとしての永世九段」と「段位としての九段」とは明確に区別されておらず、タイトルとして永世九段の資格を獲得した時点で大山はすでに段位として九段に昇段していたためである。
  84. ^ 十段獲得期数は、前身の九段戦における九段獲得期数も含む。
  85. ^ a b 大山は順位戦A級在籍で現役のまま逝去したため、年次は逝去年で表記。
  86. ^ 十段戦終了時に永世十段の規定が再考され、前身の九段戦の獲得数も含めることとなった。大山の十段獲得期数は8期であったが、九段を6期獲得していたことからこれに該当して資格を得た。
  87. ^ 獲得期数は、非タイトル戦時代も含む。
  88. ^ 2017年現在、日本将棋連盟の機関誌「将棋世界[31][32]、日本将棋連盟公式サイト[33][34]のいずれにおいても、「イ」を大きくする「クイーン」で表記している。同じく2017年現在、連盟公式サイトで「ィ」を小さくする「クィーン」で表記している例も見られるが[35]、表記ゆれとみなせる件数に留まる。
  89. ^ 2018年7月現在、清水市代中井広恵が「クイーン称号を有し、タイトルを有さない現役女流棋士」に該当するが、クイーン称号ではなく段位で呼称されている。
  90. ^ 2017年度の第42期棋王戦五番勝負を制して「棋王」を防衛した渡辺明は、「連続5期」の条件を満たし、永世棋王資格を獲得した。第42期棋王の就位式において、渡辺には、永世棋王資格を獲得したことについて「功労金」と「副賞」が授与された[38]
  91. ^ a b 大山は九段戦で3連覇しているが、九段昇段後であったため永世九段としては扱われておらず、九段戦の実績も含めて永世十段の称号が与えられている。
  92. ^ タイトル戦昇格前の優勝10回と昇格後の獲得6期を合わせた実績により名誉王座の資格を与えられた。
  93. ^ a b c 第29期挑戦者決定三番勝負の勝者は三浦弘行であったが、三番勝負敗者の丸山忠久が繰り上げで挑戦者になった。第29期竜王戦七番勝負挑戦者の変更について”. 日本将棋連盟 (2016年10月12日). 2016年10月12日閲覧。詳しい経緯は将棋ソフト不正使用疑惑騒動を参照のこと。
  94. ^ 現役期間の九段戦には名人のため参加していない。
  95. ^ 女流王座戦のアマチュア予選は、一次予選への出場資格を持つ「日本将棋連盟が推薦する現役女流棋士と日本将棋連盟に所属する女性奨励会員」(日本将棋連盟公式サイト、「女流王座戦 - 棋戦概要」(2019年11月6日閲覧)から引用)以外の全ての女性が参加できるため、女流王座戦の創設時点で生存していた女性は、理論上は女流王座のタイトルを獲得できた。女流王座戦の創設時点に故人だった女流棋士は杉崎里子のみだが、杉崎は本表に含まれない。よって女流王座戦から灰色表示を除いている。
  96. ^ a b c d 女流棋士ではない西山は出場できない
  97. ^ ただし番勝負は翌年度の4月以降に行われていたので実際の獲得は翌年度になる。
  98. ^ 七冠前後、連続して六冠以上だった期間は721日、五冠以上は1100日、四冠以上は3328日、三冠以上は4087日、二冠以上は4280日。五冠以上だった期間は合計1687日、四冠以上だった期間は合計5290日、三冠以上だった期間は合計7951日、二冠以上だった期間は合計9285日、最長4781日。
  99. ^ 連続して四冠以上だった期間は合計3412日、最長3031日、三冠以上は合計最長ともに4745日、二冠以上は合計6353日、最長5018日。
  100. ^ 連続して四冠以上だった期間は合計2120日、最長1765日、三冠以上は合計3517日、最長2942日、二冠以上は合計6444日、最長4218日。
  101. ^ 連続して三冠以上だった期間は合計最長ともに424日、二冠以上は合計1441日、最長1239日。
  102. ^ 連続して三冠以上だった期間は合計783日、最長362日、二冠以上は合計2058日、最長1021日。
  103. ^ 三冠前後、連続して二冠以上だった期間は617日。
  104. ^ 連続して二冠以上だった期間は合計886日、最長382日。
  105. ^ 女流棋士ではない奨励会員である西山が獲得可能な、女王・女流王座・女流王将の3タイトルを独占。
  106. ^ 王将戦・棋王戦・女流名人位戦は1月 - 3月、叡王戦は4月 - 6月だが前年度扱いのため、対局が行われた西暦は年度に1を足したもの。竜王戦・女流王座戦が越年した場合も同様。
  107. ^ 『将棋世界』 2011年8月号付録「記録係は見た!」の66頁で、門倉啓太(2011年4月1日に四段)が「名人戦と竜王戦七番勝負では、記録係も和服を着ることになっています」と記している。

出典[編集]

  1. ^ 「第70期名人戦七番勝負第6局-堂々の防衛劇」 『将棋世界』 2012年8月号、7頁。
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関連項目[編集]

外部リンク[編集]